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2011年11月03日

防災訓練

平成23年11月1日(火) 13:30~15:00 予定通りに三寿福祉会と五條市消防本部・中和広域消防本部御所消防署で、防災総合訓練を開催しました。
久々の合同訓練ということで、計画を作成する段階からかなり苦労しました。訓練と言えども気は抜けません。昼間想定の訓練だったので法人全体で取組む内容として計画立案させていただきました。
中心となる施設は友幸苑。訓練想定内容の概要は次のとおりです。

 ・震度5強の地震発生後、3階西側より出火を確認。非常ベル発報後に火災通報専用電話機で119番通  報。非常放送設備を使用し、火災発生を館内に周知する。同時に初期消火開始し、ベランダへ一次避 難誘導。各施設へ応援要請を行う。一次避難完了後人員確認。延焼範囲拡大のため二次避難開   始。避難用スロープや階段を使用して二次避難を行う。

ここまでが三寿福祉会の初動体制の訓練となります。この後、消防隊が到着。救助活動や消火活動を開始します。

 ・五條市消防本部の救急バイク隊が先着。情報収集後、指揮隊へ情報伝達する。その後指揮本部を立上げ、救急バイク隊、三寿福祉会から情報提供を受ける。三寿福祉会は避難状況や延焼状況、負傷者の状況、危険物の配置場所、初期消火の状況等の情報提供を行い、3階ベランダに逃げ遅れ者が5名いること、その内1名はCPA状態で取り残されていることを報告。また1階デイサービスの利用者様1名がCPA患者で心肺蘇生中である。これらの情報を受け、救助工作車、救急隊は三寿福祉会から引継、救助搬送を行う。梯子車は逃げ遅れ者の救出後、消防車より中継を受け放水。消防車は敷地内の防火水槽より火災防御に1線1口放水を行う。また梯子車に中継送水を行う。
御所消防署の指揮隊は五條消防の指揮隊と協力し現場指揮にあたる。ポンプ車は隣接する友喜苑の防火水槽より友幸苑東側に向けて延焼拡大の火災防御にあたる。その後梯子車に中継送水を行う。また、梯子車は逃げ遅れ者の救出にあたるとともに、ポンプ車より中継放水を行う。

以上が消防隊の活動状況となります。

出動隊編成
 ①出動車両
   五條消防:指揮車・消防1号車・救助工作車・梯子車・救急車・救バイ隊
   御所消防:指揮車・ポンプ車・梯子車
 ②人員編成
   五條消防:指揮車(3名)、消防1号車(3名)、救助工作車(4名)、梯子車(3名)、救急車(3名)
          救バイ(2名)、訓練進行(3名)、安全管理(2名)
   御所消防:指揮車(3名)、ポンプ車(4名)、梯子車(3名)
                                         合計33名

三寿福祉会
   ご利用者様(71名)、職員(71名)                  合計142名

訓練終了後は、五條市消防本部消防長および御所消防署長より訓練に対する講評をいただきました。またその後、五條市消防本部の方々を交えての反省会も行いました。さまざまなご指摘をいただき、あらためて防災に対する意識を高めることができました。そして法人全体の防災に対する体制を見直し、さらに強化していく必要があると認識させられました。
自分たちの訓練だけでは気付かなかったことが明確になり、とても有意義な訓練になったと痛感いたしました。
 

投稿者 sanju1313 : 10:34 | コメント (0) | トラックバック