2008年12月02日
排泄についての取り組み
今回は、アメニティかつらぎの排泄ケアについてご紹介させていただきます。
アメニティかつらぎの以前の排泄ケアは、決められた時間 ( 9時 ・ 13時 ・ 16時 ) に
一斉にオムツ交換やトイレ誘導を行っていました。
しかし、従来のこの方法では、トイレに行く前にすでにパット内に排尿されている方が多く、
よってトイレに座っていただいても排尿が無いことも多々見受けられました。
結果として汚れたパットを交換するだけという状況でした。 その為、トイレにて普通に排尿して
いただけるように排泄ケアについて様々な視点から見直しを図りました。
最初にADL ( 日常生活動作 ) やリスク管理の点から見て、普通に排泄する事が可能か
検証する為、アセスメントシートを作成し、それを元にスタッフで話し合いを行いました。
次に、実際にトイレ誘導を行い、誘導時の記録 ( 排泄や失禁の有無、量など )を 3~5日間
細かく測定し、その記録を元に、再度スタッフ会議を行い、利用者様に合った排泄時間を
割り出しました。 この方法で利用者様に適した排泄時間に誘導を行うことにより、今までは
パット内排泄であった方も、それがほとんど無くなりトイレで排泄出来るようになった方も
おられます。
また、一度割だした排泄時間についても、普段の排泄誘導の状況を見て 1ヵ月~3ヶ月にて
再度見直しを図る様にしています。
しかし、すべての方がこの方法ですぐに普通排泄出来るというものではありません。
機能障害 ( 排尿障害 ) や認知症による疎通性の低下により、一旦割り出した排尿時間に
誘導を行っても、うまく排尿出来ない様なケースもあります。
しかし、この様なケースについても、スタッフが一丸となって10回失敗しても 1回の成功を
利用者様と一緒に喜べるような関係を築くべく、それぞれの利用者様のペースに合わせて
進めていきたいと考えています。
介護スタッフ K
投稿者 shitsugukai : 2008年12月02日 16:30
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